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犬・猫のノミ・マダニ予防は通年必要?室内飼いでもすすめられる理由

犬・猫に多いノミ・マダニのトラブル

気づいたら体をかゆがっている、皮膚に赤いブツブツができている――そんな様子の背景に、ノミやマダニが関わっていることがあります。身近な散歩道や公園にも潜んでいるこれらの寄生虫は、皮膚のトラブルだけでなく、人にもうつる病気を運ぶことがあるといわれています。この記事では、ノミ・マダニの予防がなぜ通年すすめられているのかをご紹介します。

草地のそばの遊歩道を散歩するジャック・ラッセル・テリア

ノミは犬や猫の皮膚に寄生して吸血し、かゆみや発疹を引き起こします。中には、ノミの唾液成分に対するアレルギー反応で強いかゆみが出るノミアレルギー性皮膚炎を起こす子もいるといわれています。マダニは草むらなどで動物に取りつき、吸血しながら長時間皮膚に食いついているのが特徴です。

やっかいなのは、ノミ・マダニが動物だけでなく人にもうつる病気(人獣共通感染症)を運ぶことがある点です。ノミは瓜実条虫(サナダムシ)や猫ひっかき病(バルトネラ症)を、マダニはSFTS(重症熱性血小板減少症候群)や日本紅斑熱、ライム病などを媒介することが知られています。特にSFTSは近年注目されている感染症で、ペットの体を守ることが、ご家族の健康を守ることにもつながっています。

室内飼いでも予防がすすめられる理由

ノミ・マダニは暖かい時期に増える傾向がありますが、暖房の効いた室内では一年を通して活動が見られることがあるといわれています。当院では3月頃から12月頃までの期間を予防の目安としてご案内していますが、室内で過ごす子でも油断はできません。散歩や外出の際に付着したノミ・マダニを、飼い主さまの衣服や靴を介して室内に持ち込んでしまうケースもあるといわれています。

皮膚のかゆみや赤みが続く場合は、ノミ・マダニ以外の原因が隠れていることもあります。予防とあわせて診察で状態を確認することもできますので、気になる様子があればご相談ください。

予防薬の選び方の考え方

予防薬にはいくつかの種類があり、その子の生活スタイルに合わせて選ぶことができます。

  • オールインワンタイプ:フィラリア・ノミ・マダニ・お腹の寄生虫まで、まとめて予防できるタイプです
  • 経口タイプ:おやつ感覚で与えられるチュアブルタイプです
  • スポットタイプ:背中に垂らす外用タイプで、猫ちゃん向けとしてもよく使われます

どのタイプが合うかは、散歩の頻度や生活環境、その子の性格によっても異なります。選び方に迷ったときは、ご来院の際にご相談ください。

マダニを見つけたときの対処

散歩から帰った後などに、皮膚にマダニが食いついているのを見つけることがあります。無理に引き抜こうとせずにご連絡ください。口の一部が皮膚に残ってしまい、炎症につながることがあるといわれています。

自己判断でピンセットなどを使って取り除こうとすると、マダニの体だけがちぎれて口器が皮膚に残ってしまうことがあります。無理に触らず、その場所を確認したうえでご来院いただくと安心です。

気になることがあれば、お気軽にご相談ください

「予防はいつから始めればいいの?」「今使っているお薬で足りているか不安」など、ノミ・マダニ予防について気になることがあれば、ご来院の際にお気軽にご相談ください。