予防・ワクチン
予防・健康診断
予防と健康診断は、大切なご家族と少しでも長く健やかに過ごすための備えです。ワクチンや寄生虫の予防で防げる病気を未然に防ぎ、定期的な健康診断で体調の変化に早めに気づくことができます。年齢や生活環境に合わせて、無理なく続けられる方法をご相談ください。
フィラリア予防
フィラリアは蚊を介して感染し、心臓や肺の血管にすみつく寄生虫です。気づかないうちに進行することがありますが、毎月のお薬で防ぐことができます。当院では蚊の活動時期に合わせて、4月から12月までの予防をおすすめしています。投薬を始める前には、すでに感染していないかを確認する血液検査を行います(猫ちゃんは事前の検査は必要ありません)。
予防のポイント
- すでに感染している状態で投薬すると体に負担がかかるため、事前の確認が大切です。
- 毎月決まったタイミングで続けることで、予防忘れを防ぎやすくなります。
- 体重や生活環境に合わせて、続けやすいお薬をご相談いただけます。
予防薬の種類
犬用
- オールインワンタイプ
- 1回でフィラリア・ノミ・マダニ・お腹の寄生虫までまとめて予防できるタイプです。
- 経口タイプ
- おやつ感覚で与えられるチュアブルや錠剤タイプです。続けやすいのが特長です。
- スポットタイプ
- 首の後ろに垂らす液体タイプです。お薬が苦手な子にも使いやすい方法です。
猫用
- オールインワンのスポットタイプ
- 猫ちゃん向けの外用タイプです。フィラリア・ノミ・マダニ・お腹の寄生虫をまとめて予防できます。
注意点
お薬の間隔が大きく空いてしまったときは、再開する前に一度ご相談ください。空いた期間によっては、念のため感染の有無を確認してから再開をおすすめする場合があります。
ノミ・マダニ・寄生虫予防
ノミやマダニは、かゆみや皮膚炎の原因になるだけでなく、動物と人の両方にうつる病気を運ぶことがあります。暖かい時期に増えますが、暖房の効いた室内では一年を通して見られるため、通年の予防が安心です。
予防のポイント
- 散歩や外出の習慣、住環境に合わせて予防方法を選びます。
- 室内で過ごす子でも、お散歩中や人の衣服を介してノミ・マダニがつくことがあります。
- 皮膚のかゆみや赤みがある場合は、予防とあわせて診察で状態を確認します。
ノミが運ぶ病気
- 瓜実条虫(サナダムシ)
- 猫ひっかき病(バルトネラ症)
- ノミアレルギー性皮膚炎
- 猫のヘモプラズマ感染症(猫伝染性貧血)
・人獣共通感染症
マダニが運ぶ病気
- SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
- 日本紅斑熱
- ライム病
- バベシア症
- エールリヒア症・アナプラズマ症
・人獣共通感染症
予防薬の種類
犬用
- オールインワンタイプ
- フィラリア・ノミ・マダニ・お腹の寄生虫まで、まとめて予防できるタイプです。
- 経口タイプ
- おやつ感覚で与えられるチュアブルタイプです。ノミ・マダニ予防を続けやすい方法です。
- スポットタイプ
- 首の後ろに垂らす液体タイプです。飲み薬が苦手な子にも使いやすい方法です。
猫用
- オールインワンのスポットタイプ
- 猫ちゃん向けの外用タイプです。ノミ・マダニに加えて、フィラリアやお腹の寄生虫もまとめて予防できます。
注意点
マダニを見つけても、無理に引き抜こうとせずにご相談ください。口の一部が皮膚に残って炎症につながることがあります。
狂犬病ワクチン
狂犬病ワクチンは、法律でわんちゃんへの年1回の接種が義務づけられています。日本国内では長く発生が確認されていませんが、万一に備えるための大切な予防です。接種後にお渡しする注射済票は、お住まいの自治体への届け出にも必要となります。時期や手続きでご不明な点は、お気軽にご相談ください。
予防のポイント
- 年1回の接種時期を決めておくと、継続しやすくなります。
- 自治体からの案内や登録状況が分かるものがあればお持ちください。
- 体調が不安定な日は無理をせず、接種時期をご相談ください。
注意点
接種当日は、激しい運動やシャンプーは避け、いつもと違う様子がないかご自宅で見守ってください。
接種時期・手続きについて
接種の時期や登録のお手続き、料金などでご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
混合ワクチン
混合ワクチンは、命に関わることもある複数の感染症を、まとめて予防するためのワクチンです。生活環境や外で過ごす時間によって必要な種類が異なるため、ご相談しながら選びます。
予防のポイント
- 年齢や生活環境、外で過ごす時間に合わせて種類を検討します。
- 接種歴が分かるものがあれば、来院時にお持ちください。
- トリミングやペットホテルの利用前に、接種歴の確認が必要になる場合があります。
予防できる病気(犬)
- 犬ジステンパー
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬伝染性肝炎
- 犬アデノウイルス(2型)感染症
- 犬パラインフルエンザ
- 犬コロナウイルス感染症
- レプトスピラ症
予防できる病気(猫)
- 猫ウイルス性鼻気管炎
- 猫カリシウイルス感染症
- 猫汎白血球減少症
接種時の注意点
ごくまれに、接種後にアレルギー反応(顔や接種部位の腫れ、嘔吐、元気がないなど)がみられることがあります。多くは接種後30分〜半日以内にあらわれるため、午前中や午後の早い時間帯の接種をおすすめしています。気になる様子があれば、早めにご連絡ください。
健康診断
健康診断は、症状が出にくい病気のサインを早い段階で見つけるための検査です。動物は不調を言葉で伝えられず、痛みや変化を隠すことも少なくありません。元気に見えるときこそ、定期的に体の状態を確認しておくと、早めの対応につなげやすくなります。
健康診断でわかること
- 問診・身体検査で、体重や全身の状態を確認します。
- 血液検査で、内臓の働きや貧血・炎症などの目安を調べます。
- 尿・便検査で、腎臓や膀胱の様子、お腹の寄生虫の有無などを確認します。
- 必要に応じて、レントゲンや超音波などの画像検査を行います。
こんな方におすすめ
- シニア期(およそ7歳〜)を迎えた子の定期チェックに。
- 今は元気でも、年に一度は全身を診ておきたい方に。
- 食欲・体重・飲水量など、気になる変化がある場合に。
年齢に合わせた受診の目安
| 子犬・子猫期 | 成長やワクチンに合わせて、その都度ご相談ください。発育の様子や、お腹の寄生虫(検便)などを確認します。 |
|---|---|
| 成犬・成猫期 | 年1回を目安に。元気なうちの数値を知っておくと、後々の変化に気づきやすくなります。 |
| シニア期(およそ7歳〜) | 年1〜2回を目安に。体調や持病に合わせて、必要な検査をご相談ください。 |
いずれも一般的な目安です。年齢や持病に合わせて、無理のない範囲でご相談ください。
検査コース・料金
年齢やご希望に合わせて、いくつかの検査の組み合わせをご用意しています。詳しい内容や料金は、お気軽にお問い合わせください。